ベトナム日本語教師の給料相場

ベトナムで働く日本語教師の給料相場について、ご紹介します。

ベトナムの日本語教師の給料相場は、ここ数年で一気に上昇しました。そのため、古くから日本語教育を行なっている日本語学校や教育機関においては、現在の給料相場より低い給料設定で採用されているところもあります。

そのため、こちらで紹介する給料相場は、ベトナムの日本語教師の給料額を保証するものでは御座いませんので、この点において悪しからずご理解いただけますようにお願いします。

大学などの高等教育機関

日本への留学や就労を目指している生徒に対して日本語教育を行なっていくので、日本語習得に対する向上心が高く日本語教師としては教えがいがある職場だと思います。他の日本語学校や教育機関よりも採用されるためのハードルが高いため、「大学で日本語を教えている」というのは日本語教師にとって一種のステータスです。

そのため、日本語教師未経験で採用されることはほとんどありません。日本語教師未経験で採用されるケースは、日本での塾や予備校での講師経験(5年以上)や日本での中学もしくは高校の教諭免許を持っており日本で教育指導の経験がある方、ITなどの知識と実務経験がある方などになります。

大学などの高等教育機関における給料相場は、700ドル〜2,000ドル以上となっています。他の職場と違って給料の開きに差があるのは、雇用者の違いにあります。

通常は大学に直接雇用されるケースがほとんどなので、その場合の給料相場は700ドル〜1,300ドルです。

産学連携を行い日本への留学や就労を目的としたコースで日本語教師として働く場合は、大学ではなく連携を行なっている企業(多くは日系企業)での雇用となります。そのため、給料相場は一気に高くなり1500ドル〜2000ドルとなります。

ITの知識と実務経験(特にプログラミング)がある方に限っては、2000ドル以上というのが相場になっています。

大学に雇用される場合:700ドル〜1300ドル
企業に雇用される場合:1500ドル〜2000ドル以上

日本語学校

ハノイ・ホーチミン・カントー・ダナンなどのベトナム有数の都市には日本語学校があります。そこに通う生徒は、日本への留学や就労を希望する学生や社会人、日系企業に務める社会人の日本語力の向上などを目的としています。

日本もしくは日本語に興味を持っている生徒ばかりなので、日本語力の程度に差はあるものの、やる気のスイッチを探して、飛躍的に日本語力を向上させることが出来るので、非常にやりがいのある職場だと思います。

日本語学校の給料相場は800ドル〜1500ドルとなっています。

大学などの高等機関同様に雇用者や日本語教育の経験によって給料相場が変動します。

先ずは雇用者については、ローカル企業が運営する日本語学校と、日系企業が運営もしくは資本提携をしている日本語学校の2種類に大きく分けられます。

ローカル企業が運営する日本語学校の給料相場は

ローカル企業が運営する日本語学校は、比較的給料が安くなっていますが、住宅補助(主に学生寮の1室)があるケースが多いです。今は少なくなりましたが、かつてはバイクもしくは自転車の無償貸与という手当までありました。

日本語教師未経験:800ドル〜1000ドル
日本語教師経験者(5年未満):1000ドル〜1300ドル

*ローカル企業が運営する日本語学校の場合は、運営側に日本人がいないことが多いので、勤続年数が上がり雇用者の信頼を得られれば、運営側のポジションが与えられ飛躍的に給料が上がることがあります。

日系企業が運営もしくは資本提携をしている日本語学校

日系企業が運営もしくは資本提携をしている日本語学校の給料相場は、かつてローカル企業が運営する日本語学校と給料相場に遜色がありませんでしたが、ここ数年で一気に給料相場が上がりました。

一つの要因は、日本語学校が増えたことによる生徒の取り合いで、教えることだけでなく生徒からの人気が高そうな(高い)良い先生を入れようという考えからだと思います。

日系企業が運営もしくは資本提携をしている日本語学校の給料相場は

日本語教師 未経験:1200ドル〜1500ドル
日本語教師 経験(3年〜5年):1300ドル〜1600ドル
日本語教師 経験(5年以上):1500ドル以上

*ローカル企業が運営する日本語学校にも言えることですが、日本で塾や予備校での講師経験や中学・高校での教育指導経験があれば、日本語教師 未経験でも給料の優遇が受けられることがあります。

技能実習生の送り出し機関

ここ最近、日本語教師 需要が急増しているのが技能実習生の送り出し機関です。
技能実習生とは、日本で技能実習生(就労しながら技術を学ぶことを目的とした期間限定の就労者)として働くことを志望する生徒に対して日本語教育を行います。

ベトナムよりも給料が高い日本で働くことにより貯蓄をし、将来の人生設計に役立てようとする人や、日本が好きで働きたいと考える人など様々な生徒がいます。前者の中には、日本や日本語に興味がない人もいます。

かつては日本の受け入れ先企業が、人で不足ということもあり、挨拶程度の日本語だけで良いというような質よりも量という風潮があり、日本人や日本語ネイティブの日本語教師の需要が多くありませんでした。

しかし、今では量もさることながら日本語教育の質の向上を目指している技能実習生送り出し機関が増えており、日本人や日本語ネイティブの日本語教師の採用が増えています。

また日本語教育だけでなく、日本におけるマナーやビジネス対応などの教育においても積極的に行なっているところが増えているので、日本での社会人経験(特に一般企業)を必要とされる場合もあります。

日本語教師 未経験:800ドル〜1300ドル
日本語教師 経験(3年以上):1000ドル〜1500ドル

塾・予備校

塾・予備校で日本語教育を行なっているところは少ないため、相場というものがありません。ただ未経験での就労は難しいとは思いますので、上記の経験者の給料相場を参考にされると良いと思います。